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発泡スチロールの特性

発泡スチロールは、石油からつくられたポリスチレン(PS)を小さな粒状にした直径1mm程度の原料ビーズを約50倍に膨らませた発泡体で、体積の98%が空気から出来ています。そのため、他の素材にはない優れた特徴があります。

  • 断熱性
    保温性・保冷性が抜群
  • 緩衝性
    適度なクッション性と強度
  • 耐水性
    水や湿気に強い
    (※必ずしも吸水しないという意味ではありません)
  • 成形性
    形状や固さ、重さも自由自在
  • リサイクル性
    単一素材であるため、分別・回収が容易

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社会を支える発泡スチロール

発泡スチロールは様々なところで社会を支え、とても身近でなくてはならないものです。

農業・漁業を支える
高い保温性・保冷性は農水産物の鮮度を保ちます。
物流を支える
優れた緩衝性により外部の衝撃から割れ物や精密機器を守ります。また、軽い素材なので運搬性も高いです。
建築を支える
住宅の壁に断熱材として使われ、冷暖房効率を高めます。

その他こんなところにも役立っています。

食品の容器に

カップラーメンやインスタントのお味噌汁などの容器に使われています

カップラーメンやインスタントのお味噌汁などの容器に使われています。
これにより、熱湯を入れても発泡スチロールの断熱性が、手に熱を伝えにくくしてくれています。

土木工事に

発泡スチロールは道路の下地に使われています。
斜面や地盤のゆるい所に発泡スチロールを敷き詰めることで、工事の問題を早期に解決できます。

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環境に優しい発泡スチロール

1.98%が空気!省資源性に優れています。

原料比率は全体のわずか2%です。

2.燃やしてもダイオキシンは発生しません。

完全燃焼すれば、炭酸ガスCO2と水H2Oになります。不完全燃焼すると黒煙が出ますが、黒煙の正体は煤(スス)です。

(スス自体は炭素の微粒子で無害ですが、法規により発泡スチロール等の可燃物を焼却処分することは規制されているため、家庭での安易な焼却はやめましょう。)

3.フロンガスは一切使用していません。

発泡ガスにはブタンやペンタンが使用されています。

4.リサイクル特性に優れています。

2010年には回収対象の88.0%リサイクルを実現しています。

発泡スチロールの原料に関して、詳しくは生産工程をご覧下さい。
生産工程を見る

発泡スチロールの再生利用と処理・処分

マテリアルリサイクル

廃棄物を原料として再利用すること

サーマルリサイクル

廃棄物を単に焼却処理するだけではなく、焼却の際に発生するエネルギーを回収・利用すること

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